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甲状腺疾患

甲状腺疾患

甲状腺は喉ぼとけの下あたりにある、蝶が羽を広げたような形をしている器官です。
甲状腺ではヨウ素を材料として甲状腺ホルモンを作り出しています。この甲状腺ホルモンは、体の発育や成長、新陳代謝などに欠かせない大切な役割を担っています。
成長期にあるお子様の甲状腺は、特にヨウ素を吸収しやすい特徴があります。

甲状腺の病気は、血液中の甲状腺ホルモンが多い「バセドウ病」「亜急性甲状腺炎」などと、血液中の甲状腺ホルモンが少ない「橋本病」など、甲状腺に腫瘤ができる「甲状腺腫瘍(※)」などに大きく分かれています。
(※良性腫瘍は甲状腺腫、腺腫様甲状腺腫など、悪性腫瘍は乳頭癌などがあります)

バセドウ病

甲状腺機能亢進症の代表的な病気です。特徴的な所見は甲状腺の腫大、眼球突出、頻脈などがあります。
女性に多くみられる病気で、遺伝性があり、ご家族にバセドウ病を罹患されている方がいらっしゃる場合は注意が必要です。
また、ストレスも原因のひとつともいわれています。

亜急性甲状腺炎

甲状腺機能亢進症を来しますが、一過性です。
炎症によって甲状腺が破壊され、甲状腺にあるホルモンが漏れ出してしまうので、一過性の甲状腺機能亢進症を起こしてしまいます。
多くの場合は風邪のような症状の後、甲状腺の腫れと痛みがでてきます。通常は片側から腫れや痛みを感じますが、反対側へ移ることも多々あります。
この病気も女性に多くみられます。

橋本病

自己免疫性疾患のひとつで慢性甲状腺炎ともいわれています。
甲状腺が正常に機能できなくなり、徐々に甲状腺ホルモンの分泌が低下し、疲れやすい・無気力・むくみによる体重増加など様々な症状が出てきます。甲状腺の腫大も多く認められます。
この病気も女性に多くみられます。

甲状腺腫瘍

甲状腺腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)があります。
頚の腫れだけで特に痛みはありません。
腫瘍が小さい場合は無症状のことが多く、大きくなってくると飲みこむときに違和感が出現します。
また、声帯を動かす神経に影響した場合は、声がかすれるなどの症状がでることがあります。

診断方法
採血検査(甲状腺ホルモン値など)
喉頭ファイバー検査(声帯の動きを確認)
エコー(超音波検査)
細胞診(頚のしこりに細い針をさし、細胞を採取します)
CT・MRIなどの画像検査

など

当院では頚の触診をさせていただき、しこりの有無を確認いたします。さらに採血および喉頭ファイバー検査を実施させていただきます。
※これらの検査の結果、追加検査が必要と判断した場合には、連携する総合病院や甲状腺疾患専門病院へご紹介させていただきます。

扁桃炎(扁桃腺炎)

細菌やウイルスによって起こる扁桃腺の病気です。 小さな子供を中心に30代くらいまでの若い年齢層によく見られ、急性と慢性があります。 体の抵抗力・免疫力をつくり、細菌が鼻や口から気管や肺へ侵入するのを防ぐため、喉にはいくつかのリンパ組織のかたまりがあります。これらのリンパ組織は扁桃といわれ、一般に扁桃腺と呼ばれる口蓋扁桃のほか、咽頭扁桃、舌根扁桃、耳管扁桃などがあります。 風邪をひいて体力が落ちているときなど免疫力が不十分な場合、病原菌やウイルスが増えていくことがあります。その際、喉の免疫器官の口蓋扁桃が病原体とたたかって赤く腫れている状態を扁桃炎といいます。

急性扁桃炎

症状

急な高熱、寒気、頭痛、全身の倦怠感、関節痛、など

喉の痛みのほか、耳の下から首にかけて腫れと痛みを伴い、喉の奥の両脇が赤く腫れているのが特徴的な症状です。熱は2~3日で下がる場合もあれば1週間程度つづく場合もあり、高熱と激しい喉の痛みで食欲不振になることも多いです。

治療方法

抗生剤の投与が一般的で、症状をやわらげるための解熱・鎮痛剤や消炎剤、うがい薬などの処方を行います。
内服薬の投与で改善しない場合は、点滴による抗生剤投与を行うこともあります。

慢性扁桃炎

急性扁桃炎を年に4~5回以上繰り返す病気です。
扁桃炎を繰り返す場合に注意が必要なのは、病巣感染です。扁桃が原因で他の重大な病気を引き起こしてしまう場合があります。特に、扁桃炎の原因菌となりやすい溶連菌(溶血性連鎖球菌)は、腎炎やリウマチ熱、心内膜炎などを引き起こすことで有名です。
扁桃についている膿・血液・尿などから溶連菌の感染を受けていないか、あるいは、重大な病気の徴候がないかを確認しておく必要があります。扁桃が原因でこれらの病気を引き起こしている場合、扁桃を摘出しないと病気は治りません。 また、溶連菌の感染ではなく、年4~5回以上炎症を繰り返したり、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍というさらに重篤な炎症を起こす場合は、手術をした方が良いと言われています。

のどの異常感・声のかすれ

のどの異常感

扁桃炎・咽喉頭炎・気管支炎などのほか、声帯ポリープ・悪性腫瘍・ぜんそく・アレルギーが関連している場合もあります。また、脳や脳神経の変性疾患・腫瘍などが原因で、のどに異常を感じることもあります。

症状

のどがつかえる感じ、違和感、異物感、圧迫感、腫れた感じ、イガイガ、ヒリヒリ、など患者様ごとに色々な表現をされます。 また、その原因は様々であり、場合によっては症状が重い病気のシグナルになることがありますので注意が必要です。

治療方法

のどの違和感は主に、のどに腫瘍などがある場合と、のどの炎症で起こる場合に大きく分類されます。まずは、ファイバースコープなどでのどの状態を確認し、違和感となる原因を探ります。

各種検査により、のどにできものが無いと確認された場合は、炎症性か心因性のものと考えられます。また、のどの違和感を起こす病気として逆流性食道炎が取り上げられることが近年増えています。
のどの違和感や痛みを訴えて医療機関を受診される方が増えていますが、その原因は様々です。一度、専門である耳鼻咽喉科を受診されることをお勧め致します。

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流し、のどの違和感や胸焼けなどの症状を起こす病気です。
食道下部の筋肉が緩んだり、ストレスなどにより起こる胃酸過多などが原因となることが多いです。

症状

のどの違和感・異物感、声が出にくい、咳、など
ファイバースコープで観察すると、逆流性食道炎の方は喉頭粘膜の腫れを認めることがあります。

治療方法

胃薬の中でも特に胃酸逆流を抑える働きの強い、プロトンポンプ阻害薬の処方を行います。
油ものの摂取をできるだけ控えることや、食後2時間は横にならないといった注意も必要になります。

胸焼けが長く続き、食事の際にのどの奥に痛み・しみる感じ・つかえる感じ、体重減少などの症状がある場合は稀に食道がんの可能性もあるため、食道・胃カメラの実施可能な連携するクリニックや総合病院をご紹介させていただきます。

声のかすれ

のどの喉頭という器官にある声帯に異常が起こることで、声のかすれがでてきます。
息を吸うと声帯が開き、声帯が閉じて息を吐く時の圧力を利用して声帯を振動させ、発声する仕組みとなっています。

症状

しわがれ声、がらがら声、弱々しい声、などの音声になる状態

原因

風邪による声帯の炎症、声をよく使う職業の方に多い声帯ポリープ、喫煙による喉頭がん、甲状腺がんによる神経麻痺、年齢変化による声帯萎縮など様々です。
風邪による声帯の炎症などであれば、声を出さずに安静にすることで風邪の治りと共に数日で回復します。
その他の場合は声のかすれが長く続くため、 風邪のような症状がないまま数週間経過しても声がもどらない場合は、必ず耳鼻咽喉科を受診してください。

治療方法

耳鼻咽喉科では、ファイバースコープで声帯を観察し、発声状態と併せてその原因を探ります。
そして、吸入や投薬などの保存的治療、腹式呼吸法などのリハビリテーション、手術等の方法を、必要に応じて組み合わせて治療していきます。

口腔乾燥症(口の乾き)

日本国内で800万人の患者数があり、女性に多くみられます。

症状

夜中に口の中が乾いて何度も目を覚ます、食事がしづらくなる、ごはんが美味しく感じられない、などそのほか、舌の痛み、歯周病・虫歯、味覚異常などもありますが、それらが誤嚥性肺炎や心臓疾患に進行することもありますので注意が必要です。

原因

薬の副作用・糖尿病・腎臓疾患などの全身的な病気・加齢現象・唾液腺疾患(主にシェーグレン症候群)・ストレス・不規則な生活・更年期など、原因は様々です。

治療方法

人口唾液、唾液分泌を改善する薬剤の使用などに加え、適切な水分補給や薬剤の副作用の除去、唾液腺マッサージなどのリハビリテーションも有効です。